請求事例16

「息子は働いているのに、年金がもらえるのでしょうか…」 東京都中央区にお住まいのお母様は、不安げな表情で札幌障害年金相談センターに相談の電話をかけてこられました。軽度の精神遅滞がある息子さんは、就労支援を受けながら厚生年金加入の仕事に就いています。 「就労していても、支援の必要性を丁寧に伝えることが大切なんです」。センターのスタッフは、最近の審査基準の厳格化を踏まえつつ、静かに説明を始めました。 就労の実態を一つひとつ丁寧に紐解いていく作業。職場での援助の内容、同僚とのコミュニケーションの困難さ、日常生活での具体的なエピソード。センターは、これらの事実を生きた証として病歴・就労状況等申立書に記していきました。 「一つ一つの事実が、大切な判断材料となります」。近年特に厳しさを増す就労者の年金認定。しかし、センターは謙虚に、しかし確実に申請への道を進んでいきました。 その結果、障害基礎年金2級、年額約80万円の受給が認められました。「働きながらも支援が必要な息子の現実を、理解してもらえて本当に嬉しいです」。お母様の安堵の言葉に、私たちも深い感動を覚えました。

 

請求事例17

「息子の20歳を迎えるため、私たちなりに準備をしてきました」 札幌障害年金相談センターのスタッフが訪問したその日、19歳の息子さんを持つお母様は、長年大切に記録してきた資料を静かに広げました。2歳の頃から見られた言語障害と多動、3歳での広汎性発達障害と知的障害の診断。20年近い息子さんの歩みが、そこには綴られていました。 「お母様の記録は、とても貴重です」とスタッフは優しく語りかけます。療育園での4歳からのパニック、6歳からの投薬治療、特別支援学級での困難な日々。高校では特別支援学校に通いながらも、クラスメートとの関係に苦しんだ記録が、事実として積み重なっていました。 特別児童扶養手当を受給しながら、療育園の保護者仲間と情報を共有し、20歳での年金申請に向けて準備を重ねてこられた慎重な歩み。センターは、その記録を丁寧に整理し、主治医との連携も図っていきました。 その結果、障害基礎年金1級という最も手厚い支援が認められ、更新期間も5年という長期が設定されました。「長年の準備が報われました」。安堵の表情を浮かべるご両親の姿に、私たちも深い感動を覚えました。

 

請求事例18

「保育園の頃から、何か違うと感じていました」 札幌障害年金相談センターを訪れたKKさんは、長年の違和感を静かに語り始めました。幼い頃からの学習の遅れ、衝動的な行動。やがて「発達障害(自閉症スペクトラム障害)」と診断されましたが、その後の道のりは決して平坦ではありませんでした。 「診断書には『情動不穏』という神経症の診断名が。これは障害年金の対象外なのです」とセンターのスタッフは説明します。しかし、KKさんの症状をじっくりと観察し、過去の診断歴を丁寧に確認していった結果、重要な事実が浮かび上がってきました。 センターは、主治医との慎重な対話を重ねました。「患者さんの根底にある自閉症スペクトラム障害の特性について、もう一度検討していただけないでしょうか」。医学的な見地から丁寧な再評価を依頼し、その結果、本来の診断が認められました。 「傷病名の判断は、専門家の連携なしには難しいものです」。センターの地道な取り組みの結果、障害基礎年金2級の受給が認められました。「本当の私を理解してもらえた」。KKさんの安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。

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社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター

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【請求事例集6】知的障がいの方の障害年金請求事例を紹介します
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