請求事例17

「一年以上、申請書類と向き合い続けていました」 札幌障害年金相談センターを訪れたUSさんの表情には、疲労の色が濃く滲んでいました。小学生の頃からの学習の遅れ、いじめによる不登校、そしてIQ検査による療育手帳の取得。高校卒業後は転職を繰り返し、父親の急死という試練も重なっていました。 「申請書類を自分で準備しようとしたのですが…」。一年以上も書類と格闘しながら、前に進めない日々が続いていました。センターのスタッフは、その苦労を静かに受け止めました。 「診断書の内容を拝見させてください」。スタッフが丁寧に確認すると、USさんの実態とかけ離れた記載が見つかりました。「あなたの日常を、もう一度詳しく教えてください」。医師には言えなかった困難さを、一つひとつ丁寧に聞き取っていきました。 センターは、それらの情報を緻密に文書化し、医師への訂正依頼を行いました。「実態に即した診断書があってこそ、本当の支援につながるのです」。その結果、障害基礎年金2級の受給が認められました。「やっと終わった」。USさんの安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。

 

請求事例18

「普通学級で学んできた息子の、微妙な生きづらさがありました」 札幌障害年金相談センターに相談に訪れたのは、HGさんの成年後見人を務める司法書士でした。健常と障害の境界線上で苦しんできた青年の人生が、静かに語られていきました。 常に1~2年の発達の遅れを感じながら、いじめに耐えた学校生活。成長とともに現れた問題行動に心を痛めた家族は、病院を受診させ、アスペルガー症候群の診断を受けることになりました。 「金銭管理も難しく、父親の死後の生活に不安があります」。センターのスタッフは、この複雑なケースに慎重に向き合いました。生来性の広汎性発達障害として、出生時からの記録が必要だったのです。 本人からの直接の聴き取りは困難でしたが、センターは家族の方々の記憶を丁寧に紡ぎ出し、幼少期からの生活状況を詳細に文書化していきました。「一つひとつの記録が、支援につながるのです」。 その結果、障害基礎年金3級の受給が認められました。「これで少し安心できます」。成年後見人の安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。

請求事例19

「息子は物作りへの夢を追いかけたのですが…」 札幌障害年金相談センターを訪れたお母様は、深いため息とともに語り始めました。IAさんは学生時代、目立った言語の遅れこそなかったものの、深い友人関係を築くことができませんでした。それでも、物作りへの情熱を胸に、金属工芸の世界に飛び込んでいったのです。 「職人の世界は、息子には過酷でした」。男性社会特有の厳しいコミュニケーション、臨機応変な対応への要求。次第に不眠に襲われ、心身の疲労が重なっていきました。精神科での診察で「うつ病・広汎性発達障害」と診断され、恋人からも別れを告げられ、自宅に引きこもる日々が続きました。 センターのスタッフは、この複雑な状況に静かに向き合います。「過去の年金記録を確認させてください」。丁寧な調査の結果、遡及請求の可能性が見えてきました。 「一つひとつの記録を、大切な証として残していきましょう」。センターは、職場での困難さ、日常生活の変化を詳細に文書化。その結果、障害基礎年金3級の遡及請求が認められました。「息子の新しい一歩になれば」。お母様の願いに、私たちも深く共感しました。

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社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター

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所在地〒007-0849 北海道札幌市東区北49条東13丁目1番10号

【請求事例集7】知的障がいの方の障害年金請求事例を紹介します
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