請求事例21

「他の事務所からは、軽度知的障害では無理だと言われました」 札幌障害年金相談センターを訪れたご家族は、半ば諦めかけた思いを語り始めました。出生時からの異常、発語と歩行の遅れ、小学校でのいじめ。児童相談所での保護をきっかけに判明した知的障害。特別支援学校を経て、就労支援員の助けを借りながら働く日々。しかし、対人関係のトラブルやストレスで、不眠や不安に悩まされる現実がありました。 「IQは61。でも、それだけで判断はできないんです」。センターのスタッフは、日常生活の細部に目を向けていきました。金銭管理や家事での家族の支援、通勤時の就労支援員の同行、職場での特別な配慮。一つひとつの支援の実態が、浮かび上がってきました。 「主治医に伝えきれていない日常の困難さを、しっかりと文書化しましょう」。センターは、出生から現在までの詳細な経過と具体的なエピソードを丁寧にまとめ、診断書作成の参考資料として橋渡ししました。 その結果、障害基礎年金2級、年額約78万円の受給が認められました。「支援の必要性を理解してもらえて、本当に良かった」。ご家族の安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。

 

請求事例22

「息子は6年も働いているから、きっと無理なのだと思っていました」 札幌障害年金相談センターのホームページを見つけるまで、お母様はそう考えていたと語ります。特別支援学校を卒業後、障害者雇用で真面目に働く24歳の息子さん。将来への不安が募り、自身で申請を始めましたが、その道のりは想像以上に複雑でした。 「まずは診断書を拝見させてください」。センターのスタッフが確認すると、就労状況欄に重大な誤りを発見。「このままでは不支給となる可能性が高いのです」と静かに説明し、医師への訂正依頼をサポートしました。 さらに大きな課題が見えてきました。20歳時の診断書が存在しないケース。通常なら遡及請求は断念せざるを得ませんが、知的障害には特別な規定があります。「諦めるには早いかもしれません」。センターは過去の成功体験を活かし、20歳時の状態を証明する資料収集と専用申立書の作成に取り組みました。 その結果、4年8か月遡っての2級認定を獲得。「息子の将来に、大きな希望が持てました」。お母様の喜びの言葉に、私たちも深い感動を覚えました。

 

請求事例23

「これから私たちが年金生活に入るので、息子の将来が心配で…」 札幌障害年金相談センターを訪れたご夫婦は、療育手帳Bを持つ30代の息子さんの将来を案じていました。市役所の障害者枠での就労は叶ったものの、短時間勤務での収入に不安を感じての来訪でした。 「息子さんの小さい頃のことを、お聞かせいただけますか」。センターのスタッフの問いかけに、お母様は涙ぐみながら当時を振り返ります。少しでも成長の助けになればと通わせたソーシャルスキルトレーニング。その日々の苦労と希望が、静かに語られていきました。 「知的障害の場合、誕生日が初診日となり、20歳の誕生日が障害認定日となります」。センターは、その専門知識を活かしながら、出生から現在までの詳細な記録作成に取り掛かりました。病歴・就労状況等申立書の作成、主治医への丁寧な説明と診断書の依頼。 その結果、障害基礎年金2級、年額約78万円の受給が認められました。「これで息子の経済的な将来に、少し希望が持てます」。安堵の表情を浮かべるご夫婦の姿に、私たちも深い感動を覚えました。

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社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター

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所在地〒007-0849 北海道札幌市東区北49条東13丁目1番10号

【請求事例集9】知的障がいの方の障害年金請求事例を紹介します
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