請求事例4:広汎性発達障害、知的障害

家族の願いがつないだ希望――札幌障害年金相談センターの支援

20歳を迎えたAさんのご両親は、障害年金申請を決意し、札幌障害年金相談センターの扉を叩きました。Aさんは小学校4年生で知的障害と診断され療育手帳を取得。広汎性発達障害の疑いも指摘されましたが、手帳等級は変わらず、現在は福祉作業所で週5日の就労を続けていました。その中で、障害の軽度さが障害年金の申請に影響するのではとの不安が募っていました。

当センターでは、知的障害を主たる病名、広汎性発達障害を従たる病名として申請する方針を提案しました。両病名を対等に扱うと軽度さが強調され不利になる恐れがあるため、障害の実態をより正確に伝える形にしたのです。医師との調整を経て、診断書には知能検査結果とともに「実態としては3度に近い4度」との追記を依頼。さらに、福祉作業所での就労困難や日常生活の援助状況を「病歴・就労状況等申立書」に反映させました。

生活の困難性を具体的に示すため、例えば「家事を独力で行えない」など、審査基準で重要視される実態を詳述。神経症など対象外の病名が含まれないよう病名の整理も徹底しました。

その結果、Aさんは障害基礎年金2級(20歳前)の認定を受けることができました。障害の軽度さを不安視する声がある中での受給は、ご家族にとって大きな希望となりました。

私たち札幌障害年金相談センターは、あくまでご家族と医師の橋渡し役として寄り添い、適切な申請方針をサポートするのみです。本事例は、情報整理と正確な書類作成が受給成功に導いた一例です。

 

請求事例5:知的障害

障害年金の再申請で掴んだ希望:諦めない挑戦と専門サポートの力


Aさんは30代の男性。A型作業所に通いながら日々懸命に生活を送る一方、障害基礎年金の受給を目指し挑戦を続けていました。20歳の障害認定日にはご両親が一度申請しましたが、不支給の結果に。その後、不服申立制度による審査請求も認められず、時が経ちました。それでも諦めきれず、再申請を決意したAさんとご家族が、札幌障害年金相談センターに助けを求めて来られました。

お話を伺う中で、先天性心疾患での申請も検討されていましたが、知的障害での申請に集中する方針を提案。過去の資料を精査すると、当時の診断書が現状と比べ軽い内容であることが判明しました。ご両親からAさんの日常生活について詳細を伺い、「1人では生活が成り立たない」という現実を反映した資料を作成。さらに主治医と連携し、現状を正確に反映した診断書の再作成を依頼しました。

こうして慎重に準備を重ねた結果、Aさんは障害基礎年金2級として年間約78万円の受給が認められました。「半分諦めていた」というご家族からの感謝の言葉に、私たちも胸が熱くなりました。札幌障害年金相談センターは、その一歩を共に歩むお手伝いをさせていただきました。

 

請求事例6:知的障害

障害年金の再挑戦で掴んだ安心と希望


Aさんは30代の男性。2年前に障害基礎年金の申請を自ら試みましたが、不支給の決定が下り、再審査請求も実らず深い悩みを抱えていました。札幌障害年金相談センターに相談に訪れたAさんは、日常生活の厳しい状況を抱えながらも一縷の望みに賭けていました。

私たちは、Aさんのこれまでの申請書類を精査。不支給の原因は、医師に伝えられなかった日常生活の実態が診断書に反映されなかったこと、そして病歴就労状況等申立書が実情を十分に伝えられていなかったことにあると判断しました。

Aさんの生活を詳しくヒアリングした結果、調理や掃除がままならず、一桁の計算すら困難で金銭管理ができないことが判明。療育手帳B2をお持ちのAさんの日常生活には多くの支援が必要でした。そこで、医師に詳細な生活状況を共有し、病歴就労状況等申立書も整合性を保ちながら実態を正確に記載しました。

その結果、Aさんは障害基礎年金2級に認定され、年間約123万円の受給が決定。不支給の経験から将来に不安を抱えていたAさんとご家族に、ようやく安心の日々が訪れました。「もう少し自分たちの生活に余裕が持てる」と喜ぶご様子に、私たちも胸が熱くなりました。

札幌障害年金相談センターは、これからも一歩一歩、皆様と共に歩み続けます。

 

請求事例7:知的障害

娘を守る父の涙と再起への希望

30代のAさんは、広汎性発達障害と軽度知的障害を抱えながらも結婚し、普通の日常生活を送っていました。しかし、出産をきっかけに状況が一変。音に敏感になり、感情の起伏が激しく叫び出すことも増え、ふさぎ込んで部屋から出られなくなる日々が続きました。さらには電車に飛び込もうとするなど、危険な状態に陥りました。お父様が娘さんを実家に引き取り、精神科への通院と入院治療が始まりましたが、回復の兆しは見えませんでした。

お父様は札幌障害年金相談センターを訪れ、涙ながらに娘さんの病状を語ってくださいました。私たちは初診日を特定し、診断書が正確に作成されるよう医師と連携。また、病歴就労状況等申立書をお父様の記憶を元に丹念に作成し、病状の詳細を申請書に反映しました。

その結果、障害基礎年金2級が認定され、5年分の遡及も認められ、総額約555万円が支給されました。「娘の将来に一筋の光が差し込んだ」と喜ぶお父様の表情に、私たちも胸が熱くなりました。札幌障害年金相談センターは、これからも一人ひとりの声に寄り添い、最善の支援を提供し続けます。

《問合せ先》

「電話:080-3268-4215 」 又は 「こちらのフォーム(メール)」でお申込み下さい。

社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター

受付時間 平日 9:00-20:00(土日祝も対応可)

連絡先 ℡:080-3268-4215 / ℡:011ー748-9885

所在地〒007-0849 北海道札幌市東区北49条東13丁目1番10号

【請求事例集2】知的障がいの方の障害年金請求事例を紹介します
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