請求事例18
「小学校の頃から、息子は授業についていけませんでした」 札幌障害年金相談センターを訪れたお母様の声は、長年の心痛を滲ませていました。NKさんは精神遅滞により、学校生活の初期から困難を抱えていました。進学するたびに深刻化するいじめ、築けない人間関係。高校では自傷行為や自殺未遂まで起こすようになり、入院治療を経て就労支援施設への通所を始めましたが、対人関係の困難さから、そこでも継続が難しい状況でした。 「生来性の障害の場合、幼少期からの詳細な記録が重要なんです」。センターのスタッフは静かに説明を始めました。ご本人とご家族から丁寧に聞き取りを行い、日常生活での困難さを一つひとつ文書化。その記録は、主治医への重要な情報提供となりました。 「普段の診察では言えなかったことも、この記録を通じて伝えられるのです」。センターは、診断書の内容をご家族と慎重に確認し、現状に即した申請を心がけました。 その結果、障害基礎年金2級の受給が認められました。「息子の将来に、少し光が見えました」。お母様の安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。
請求事例19
「幼い頃から、何かが違うと感じていました」 札幌障害年金相談センターを訪れたSTさんの母は、息子の幼少期を振り返りながら静かに語り始めました。激しい人見知りで母親から離れられない幼児期。友達作りが難しく、学業も運動も苦手だった小学生時代。周囲から置き去りにされるような寂しい日々が続きました。 「夜間高校を選んだのも、普通の学校生活が難しかったから」。卒業後、観光ホテルに就職しましたが、そこでも困難が待っていました。上司からの指示が理解できず、パニックになって泣きながら逃げ出す日々。次第に心を蝕まれ、精神科受診へと至ったのです。 センターのスタッフは、この長年の生きづらさに真摯に向き合います。「一つひとつの記憶が、大切な証となります」。当初はうつ病として治療されていましたが、その後の検査で判明した知的障害。センターは、幼少期からの詳細な生活歴を丁寧に紡ぎ出していきました。 「日常のエピソードを、できるだけ具体的に教えてください」。自覚症状、治療経過、生活状況を細やかに記録し、年金事務所への申請を行った結果、障害基礎年金2級の認定を受けることができました。「長年の苦しみが、やっと理解されました」。その言葉に、私たちも深い感動を覚えました。
請求事例20
「なぜ、こんな簡単なことができないんだろう」 札幌障害年金相談センターを訪れたHTさんは、長年の自問自答を語り始めました。幼い頃からの忘れ物の多さ、散漫な注意力。学校は何とか卒業できましたが、実家の家業に就いてから、その困難さが一層顕著になっていきました。 「業務の連絡事項を忘れ、指摘を受けるとパニックになる日々」。自分の状態に疑問を感じ、インターネットで調べた末の病院受診で、HTさんは「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の診断を受けることになりました。 「雇用環境が家業という特殊な状況なだけに、より慎重な確認が必要です」。センターのスタッフは、診断書の細部まで丁寧にチェック。実際の業務内容や困難さを詳細に聞き取り、月々の給与が発生している中での労働能力の実態を明確に文書化していきました。 「家族だからこそ続けられている現実があるのです」。センターの緻密な調査と申請の結果、障害厚生年金3級の受給が認められました。「やっと自分の状態が理解できました」。HTさんの安堵の表情に、私たちも深い感動を覚えました。
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